激動の今シーズンを私なりに振り返ってみたいと思います。
まずは選手たちに関して。
巻誠一郎
”サプライズ”のW杯代表選出。彼がすばらしかったのは、名前がのぼり始めた発表前の1,2ヶ月、あの狂乱の中でまったく自分を見失わなかったことだと思います。しかし何もできずにドイツから帰ってきてからは、過密日程と満身創痍の中で自分を取り戻せずにシーズンが終ってしまったように思います。競り勝てない、走れない、足がボールにつかない。2年目にも巻がずいぶんひどい時期がありましたが、そのときよりはるかに腹立たしかったのは期待値が違うからでしょう。「代表だから」ではなく、すでに「中堅」なのだから。ゆっくり休んで自分を取り戻しさらなる上を目指してほしい。「下手だから」は謙虚ではなくいい訳であり怠慢です。崔龍洙のすごさは闘志だけじゃないし、中山雅史のすごさはがむしゃらさだけではありません。もっともっと「巧く」なってください。精神的にも「一所懸命」よりもうひとつ上の何かがほしいと思ってしまいます。
阿部勇樹
本当に本当になんと頼もしく成長したのか。チーム状態が悪い状況が長く続き、心身ともに一番苦しんだのは間違いなくこの男でしょう。しかし彼はピッチの上で、それを感じさせなかった。まったくメンバーの固定されないDFラインの中で、前で、奮闘し続け、幾度もピンチを救い、計り知れないプレッシャーの中のPKを決め続け、ペナルティエリア内でゴールを狙い続けた。身体も強くなり、ちょっとやそっとぶつかられてもひっぱられても倒れなくなった。ピッチでのたたずまいに貫禄が感じられるようになりました。もっともっと大きくなれる選手だと思います。たまにはFKも見たいです。
羽生直剛
今季のMVPを自分で指名するならこの選手です。MVPというよりはMIPかな。今年もよく走った。歯車が徹底的にかみ合わない中、なんとかうまくチームを機能させようと、必死にけれどクレバーに闘い続けていたように見えました。人間としてもフットボーラーとしても非常に賢い人ですから、それだけに苦しかったでしょう。象徴しているのが磐田戦終了後の涙だと思います。
岡本昌弘
ジェフにはいいGKコーチがいるよ!
まさかまさかの正位置奪取。最初の試合ではどうしようかと思ったけど、予想をはるかに上回る大健闘。これも岸本コーチのもと、立石、櫛野の背中を見ながら地道に練習に取り組んできた結果なのでしょう。あまりひたむきなイメージがない選手だったので、おおいに認識を改めました。しかし、逆転されてしまった時、あるいは雨や風の試合などでは、経験不足を露呈。櫛野や立石なら拾えていた勝ち点を落とした試合もいくつかはあったと思います。しかしそれでも、わずか3分の1シーズンでぐんぐん成長し、印象的だったのは、最終戦2点目を入れられてしまったときに、崩れ落ちた阿部を抱き起こし、手を叩いて大きな声を出して、仲間を鼓舞していたシーンでした。手足の長さを武器にポテンシャルなら櫛野以上といわれてきた選手。来季の正守護神争いは壮絶なものになりそうです。
水野
チームは低迷しましたが、水野にとっては飛躍の年だったのではないでしょうか。ナビスコカップ決勝でMVPをとり、その後のU−21代表の日韓戦でもすばらしい働きをしたのは記憶に新しいところです。何よりも、右サイドの深い位置で果敢に勝負を仕掛けるところは、停滞感を感じることの多かった今季、特に爽快でした。ユーティリティ性が高い選手が多く、その分個での突破力にかけるチームにおいて貴重な存在だと思います。同じ年頃の頃の田中達也のイメージと若干ダブります。プレースタイルということではなく。まだまだムラが多く、ムリな突破でボールをとられることも多い。気の強さをとってしまったら水野ではなくなってしまいますので、それはそのままで、もっと経験をつんで視野をひろげてほしいです。
まずは選手たちに関して。
巻誠一郎
”サプライズ”のW杯代表選出。彼がすばらしかったのは、名前がのぼり始めた発表前の1,2ヶ月、あの狂乱の中でまったく自分を見失わなかったことだと思います。しかし何もできずにドイツから帰ってきてからは、過密日程と満身創痍の中で自分を取り戻せずにシーズンが終ってしまったように思います。競り勝てない、走れない、足がボールにつかない。2年目にも巻がずいぶんひどい時期がありましたが、そのときよりはるかに腹立たしかったのは期待値が違うからでしょう。「代表だから」ではなく、すでに「中堅」なのだから。ゆっくり休んで自分を取り戻しさらなる上を目指してほしい。「下手だから」は謙虚ではなくいい訳であり怠慢です。崔龍洙のすごさは闘志だけじゃないし、中山雅史のすごさはがむしゃらさだけではありません。もっともっと「巧く」なってください。精神的にも「一所懸命」よりもうひとつ上の何かがほしいと思ってしまいます。
阿部勇樹
本当に本当になんと頼もしく成長したのか。チーム状態が悪い状況が長く続き、心身ともに一番苦しんだのは間違いなくこの男でしょう。しかし彼はピッチの上で、それを感じさせなかった。まったくメンバーの固定されないDFラインの中で、前で、奮闘し続け、幾度もピンチを救い、計り知れないプレッシャーの中のPKを決め続け、ペナルティエリア内でゴールを狙い続けた。身体も強くなり、ちょっとやそっとぶつかられてもひっぱられても倒れなくなった。ピッチでのたたずまいに貫禄が感じられるようになりました。もっともっと大きくなれる選手だと思います。たまにはFKも見たいです。
羽生直剛
今季のMVPを自分で指名するならこの選手です。MVPというよりはMIPかな。今年もよく走った。歯車が徹底的にかみ合わない中、なんとかうまくチームを機能させようと、必死にけれどクレバーに闘い続けていたように見えました。人間としてもフットボーラーとしても非常に賢い人ですから、それだけに苦しかったでしょう。象徴しているのが磐田戦終了後の涙だと思います。
岡本昌弘
ジェフにはいいGKコーチがいるよ!
まさかまさかの正位置奪取。最初の試合ではどうしようかと思ったけど、予想をはるかに上回る大健闘。これも岸本コーチのもと、立石、櫛野の背中を見ながら地道に練習に取り組んできた結果なのでしょう。あまりひたむきなイメージがない選手だったので、おおいに認識を改めました。しかし、逆転されてしまった時、あるいは雨や風の試合などでは、経験不足を露呈。櫛野や立石なら拾えていた勝ち点を落とした試合もいくつかはあったと思います。しかしそれでも、わずか3分の1シーズンでぐんぐん成長し、印象的だったのは、最終戦2点目を入れられてしまったときに、崩れ落ちた阿部を抱き起こし、手を叩いて大きな声を出して、仲間を鼓舞していたシーンでした。手足の長さを武器にポテンシャルなら櫛野以上といわれてきた選手。来季の正守護神争いは壮絶なものになりそうです。
水野
チームは低迷しましたが、水野にとっては飛躍の年だったのではないでしょうか。ナビスコカップ決勝でMVPをとり、その後のU−21代表の日韓戦でもすばらしい働きをしたのは記憶に新しいところです。何よりも、右サイドの深い位置で果敢に勝負を仕掛けるところは、停滞感を感じることの多かった今季、特に爽快でした。ユーティリティ性が高い選手が多く、その分個での突破力にかけるチームにおいて貴重な存在だと思います。同じ年頃の頃の田中達也のイメージと若干ダブります。プレースタイルということではなく。まだまだムラが多く、ムリな突破でボールをとられることも多い。気の強さをとってしまったら水野ではなくなってしまいますので、それはそのままで、もっと経験をつんで視野をひろげてほしいです。
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