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VS川崎フロンターレ
 仕事から帰るのが遅くなり、加えてスタジアムに向かう足取りがあまりにも重くて、会場についたのは7時半頃でした。ついてみれば2−0リードでしたが、早い時間帯にリードしても全く安心できないのが習性になってしまいました。しかし無失点のままハーフタイムを迎え、岡本もかなり手ごたえのある表情で水本と手を合わせてロッカーに向かったので、これはいけるかと思いました。
 けれど、やはりマギヌンのすばらしいシュートを決められ、美しいスルーパスからのゴールで追いつかれる展開。
しかししぶとくひとつずつ攻撃をつぶし続け、全員が走り続けました。本当に本当に久しぶりに、走っている巻、を見た気がします。本当に気持ちの入った試合だった。
 それはスタンドも一緒だったように思います。今年のちば銀カップで、おぞましいビッグフラッグを見て以来、手拍子を合わせることもなかったゴール裏に11ヶ月ぶりに声を合わせて歌いました。惰性でも習慣でもなく、要請されてするのでもない歌声がメインスタンドの真ん中まで広がった時には鳥肌が立ちました。


 延長後半に入れば、PK戦のことも頭によぎります。岡本でPK戦かよ!という不安をまず考えましたが、新たな守護神が生まれる瞬間を見られるかもしれないという期待と、もしそうでなくて、ことごとく決められても、こっちも全部決めれば負けないんだ、と思ったり。
 ただ、ロスタイムに決着がつくような気はしていました。
 PKをとり、ストヤノフが、勇人が、スタンドを煽り、総立ちでの阿部コール。A3での阿部のPK失敗も頭によぎりましたが、スタジアムを揺らすような阿部コールの中では、むしろ昨年のナビスコカップ決勝の記憶が呼び起こされました。

決めた後の阿部のガッツポーズがめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃめちゃかっこよかった。

 本当に本当に苦しい長いトンネルでした。去年も苦しかったですが、去年は3年間で作られてきた優勝までの道のりがあって、あとはそれを踏み外さないように一歩一歩進んでいったという感じですが、今年は一度それが崩れ去り、未知の大海原を穴の開いた舟で全員で一生懸命水をかき出しながら進んできたような気がします。
 この勝利をきっかけにチーム状況が一気に好転するとはもちろん思えませんが、少なくとも私にとってはこの二ヶ月の苦しみを吹き飛ばしてくれる勝利でした。選手、スタッフにとっても同じことだと思います。会見では嘯いていましたが、早々とベンチを去り、ウォームアップルームの前で、控えも含めた選手、スタッフを一人一人迎えねぎらっていたアマル監督も、本当に嬉しい勝利だったでしょう。

 岡本でやれる自信がついたのも大きかった。もともとポテンシャルでは、櫛野をしのぐと言われてきた岡本です。経験と自信が身につけば、大きくなるでしょう。試合後、真ん中に集まる選手たちの脇で、岡本と水本が真っ先に賭けより抱き合っていたのが印象的でした。実質上のデビュー戦になった清水戦でも、余裕のないDFラインの中で水本が岡本によく声をかけていました。守備の混乱が指摘され続ける中、2人にとっても大きな一勝だと思います。


 最後に。
 しびれるような試合をするのには1チームだけではムリです。最後まで走りぬきすばらしいファイトを見せてくれた川崎フロンターレに感謝と敬意を。


あ、ついでにもうひとつ。
また泣いてましたね。泣き虫キャプテン。
コメント
この記事へのコメント
良かったね
相変わらず文章うまいですね。さすが!
試合に勝って良かった。荒れた試合で早く終わってほしいと思ってしまっていたけど、試合後の選手の安堵の姿を見て良かったって、思えました。でも、グッピー、頑張ってましたね。早く二人が復帰してほしいような、でも、もう少しグッピーを見ていたいような、気持ちです。でも、ピンチの時は、キャプテンですね。
2006/09/21(木) 16:54:16 | URL | ともちゃん #-[ 編集]
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